エンジンチェックランプ F56 ミニクーパー
2024年7月18日 木曜日
みなさ───ん!!
どーもお久しぶりです!!
本当に半年位ブログ止まっていました💦💦
いやー色々ありまして・・・
営業はしてましたよ(笑)😅💦
パソコンが壊れたり、デジカメのデーター(今までの整備内容)が全部消えたりとトラブルが
ありまして、やっとの事で復活出来ました( ;´Д`)💦
ではブログ再開していきます!!
F56ミニクーパーですが診断機を差し込みますと・・・
このフォルトはラムダセンサー故障が出ていますが・・・ここできちんと測定しないといけません
ラムダセンサーヒーター作動断線と出ていますので、ラムダセンサー回路の抵抗を図ります
大体通常ですと、25~6Ω位の抵抗ですが
5.41KΩ=5410Ω抵抗値が高いですね
これはラムダセンサーのヒーター回路断線で間違いないので、交換していきましょう
エアクリーナーBOX、インテークパイプ取り外して行くとアクセスできます
今回はキャタライザー後なので、触媒後のラムダセンサーになります
交換後はデータモニター確認します
ヒーター回路作動OKですので、これで修理は終わりです
ラムダセンサー(別名O2センサー)は点灯しても車は異常なく走るのですが、O2センサーは名前の通り
燃料の空気の部分を測定していますので、O2センサーが壊れると燃調が濃くなり、
触媒を痛める原因になりますので、早めの交換が良いと言われています!!
あと燃費も良くなりますよ~😊🎶
R55 Miniクラブマンエンジンチェックランプ点灯
2023年6月10日 土曜日
走行に全く吹き上がらなくなり、エンジンチェックランプ点灯との事。
レッカー車で運ばれてきました!
診断機を繋いでチェックしてみると、バルブトロニックの調整領域のエラーのフォルトがあります!
バルブトロニックとは、BMW社の可変バルブ機構の事です!
バルブトロニックの調整で治る事がありますので、純正診断機で調整してみます!
ストップ位置を学習します!
無事ストップ位置の調整も終わり、テスト走行してみると、エンジンチェックランプ再度点灯!?
なーぜ?
バルブトロニックの調整に何か不備があったのかな?
と思い、再度診断機で見て見ると、
バルブトロニック調整不可の新たな故障コードが・・・
バルブトロニックモーターはエキセントリックシャフトセンサーからの
信号などを介して調整されるのですが・・・
タペットカバーを取り外し、バルブトロニックモーターが動いているかを確認してみると、
きちんと歯車を介してカムシャフトが回っています!
ここで、回路図を取り出して見て見ます!
バルブトロニックモーターからECUには10線信号取っています!
モーター線からアース、各センサー等を調べていまきます!
バルブトロニックモーター部にオシロスコープを割り込ませて波形を見て行きます!
ニップルを差し込み数が多いので、番号を付けて見やすくしないといけません!
10カ所も差し込みしますので大変です💦💦
波形を見て行くと・・・モーター波形、ON・OFFの切り替えはOKですが・・・
一カ所ずつ見て行くと何やら、変な波形があります!
変な位置でON・OFFの繰り返しをしているので、正常なストップ位置が検出されないのだと思われます!
カム、クランクセンサーの波形は正常だったので、
エキセントリックシャフトセンサー内臓式の、バルブトロニックモーターの故障です!
取り外したバルブトロニックモーターですが、11極端子になっています!
エキセントリックシャフトセンサーとモーターは別々にした方が、
ユーザーにとっては安上がりですけどね💦
新品のバルブトロニックモーターを取り付けて、ストップ位置調整も無事に終わり、
終了です!!
ベンツ GL エンジンチェックランプが点灯
2023年5月26日 金曜日
アクセル踏み込みんでも、加速がしないとの事で入庫です。
エンジンチェックランプも点灯してしまい、ATの変則もしてくれないとの事で、
お客様は「ATミッション壊れたかもしれない・・・修理に100万以上かかるかも・・・」
とかなり深刻になっていました・・・。
ん──
走行キロ数は10万Kmも走行していないですし・・・
このタイプのベンツATが、壊れたとあまり聞いたことが無いのですが・・・
この症状・・・診断機をつける前に何となく、解った様な感じがします。
このベンツはジーゼルなので、EGR,DPF関係の様な気がします。
診断機でチェックしてみると・・・・・・
やはり、EGRアクチュエーター(排気ガスを再度戻して燃料室に送るモーター)の故障
コードが表示されています。
データーモンタで数字を確認すると、ススのつまりは、無いですが(排気ガス背圧で確認します)
EGRアクチュエータの数字が4%ですが開いています。
本体アイドリング時では0%です。
EGR,バルブが固着しているのか、アクチューターのセンサの内部故障かのどちらかだと思いますので、
取り外して確認して行きます。
ターボの横にあるのが、EGRバルブです。
ボルト2本で取り付けられているのですが、これが中々外れてくれません💦💦
Oリングががっちりはまり込んでいるため、叩きながら回して何とか、取り外します。
取り外したEGRバルブですが、ススはそれほど蓄積はしていませんでした。
まずは、アクチュエーターの洗浄して行きます!
EGR洗浄液を使い浸透させています!
洗浄中・・・
モーター部のカバーを取り外し、アクチューター部の動きをチェックしましたが、動きはスムーズでした!
と言うことは・・・
洗浄したEGRバルブを再度取り付けて見ました・・・・
その結果・・・・
ダメ!!でした💦💦
アクチュエーターの動きはEGRバルブセンサーで制御されているので、EGRバルブASSY交換になります・・・
新品のEGRバルブです。アクチュエーター部分は金色なんですね!
ほぉ~金色ですか・・・
ガスケット、Oリングも新品に取り付けてデータモニタを確認するとEGR開度は0%で落ち着いています。
実走して確認すると、加速も良くAT切り替えも問題なしです!
お客さんに整備終わりましたと伝えると、「ATミッションの故障だと思ったから代替えも考えてたよ!
治って良かった!!」と喜んでくれました。
ただ一つここで、お客さんにアドバイスしました!
ブログ見てる皆さんにも伝えたい事があります。それは・・・
車が故障した時に自分でここがおかしいかも?と整備屋さんに言わないことです!!
今回のベンツの件で言いますとお客さんがATミッションが壊れたかもと思い込んだ状態で、
整備屋さんに話したら、どうなるかって事なのです!
仮に私がぼったくり整備士だった場合、EGR交換等で10万位で整備出来たとしても、
例で例えますと・・・
その1
お客さんに「お客さんの言う通りATミッションの故障ですね!!部品は新品で工賃込みで、
200万位かかります」
その2
「中古で100万位でありますが、どうしますか?新品の方が良いですか?」
その3
「下取りしますよAT故障で値は下がりますが・・・それなりに高く買取します!!」
皆さんこの様に言われてしまったらどうしますか?
ほとんどの人がその2を選ぶか、その3の下取りを選択すると思います。
この様な経験された方いませんか?・・・
基本みんな良い車屋さんです😊
ですが、中にはこういう車屋さんもいますので、注意しましょうね💦
(こんな考えを持つ私がひねくれているのかもしれませんが・・・💦
ベンツ GLA バッテリー交換
2023年4月3日 月曜日
ベンツのバッテリー交換の整備依頼を受けました!
まず初めに、ベンツに限らずバッテリー交換は必ずバックUP電源を取りましょう!!
それほどバッテリー交換は思っているより大変なのです💦
バッテリーを外す時は問題ないのですが、取り付ける時が一番怖いのです!!
電源が入っていないコンピューターにいきなり14V位の電圧が瞬時に発生すると、
コンピューターのプログラムが消去され、
中のトランジスタの回路が壊れたりなどのトラブルを発生させる時があります。
そうなってしまったら、エンジンECU交換!!ってなります!!(~十万円)💦
そして・・・実はバッテリー上がりのジャンプスターター時はもっと怖いんですよ😱
皆さんジャンプスターターをする時は一度バッテリー上がりの方の、
⊕と⊖にテスターを図って見て10V位だったらジャンプしても大丈夫です!
それ以下の電圧でしたらバッテリー充電器で10V位まで上げてからジャンプしましょう!!
充電器がなかったら、相手側のバッテリーから電気」をもらいながらやって下さい!!
この時1番重要なのは絶・・・・・対にIGをONにしないこと!!
10V以上になるまでは、ドアをなるべく開けないことです!
今の車はドアを開いたとき(ウェイクアップ時)に
ハンドルが動いたりシートを自動で動いたりするので、その動いてる瞬間にもし、
クランキングしてしまったら、その部分に一気に電流(40A以上)が流れてしまい
ドアのコントロールユニットやハンドルECUなどが壊れる可能性があるのです💦
クランキングする時は、モーターの動きが終わってから実行しましょう!
ちなみにですね・・・ワタクシ嫌いな整備はバッテリー交換なんです!💦・・・・・・
それではバッテリー交換していきます!
まずは診断機を差し込み、フォルトを確認すると、バッテリーセンサー故障が出てきましたが、
これ騙しです!!
専用のバッテリーテスターを繋いで見て見ると、CCAは270CCA(コールドクランキングアンペア)
寒いときに、エンジンの始動性を図る数字ですが、高いほど良いのですが、ベンツでしたら、
750CCAは欲しい所です!
SOHとはバッテリーの寿命みたいな物です。
昔ガラケーを使っていた時に充電100%なのにすぐバッテリー切れが起こるあれです・・・
SOCとはバッテリーがどれだけ充電されているかの量です。
この場合オルターネーターで充電しているのに、中々バッテリーが充電されなくて、
コンピューターの方でバッテリーセンサがおかしくて充電されないよ!!
と信号だしてしまってますね💦
エンジン始動時にはきちんと電流を流して、充電しているのがわかります。
バッテリーバックUPをきちんと取ります!
バッテリーの⊕端子⊖端子を取り付けてからバックUP電源を取り外します!
それとジープ用のバックUP電源を取らない場合は、必ずザージプロテクターを端子に挟み込んで、
取り付けます。
これでバッテリー交換が終了になります!!
シボレーサバーバン エンジンかからず
2023年3月1日 水曜日
シボレーでエンジン不調になり、エンジンがかからなくなりJAFで運ばれてきました。
最近まで、エンジン不調が続いていたらしくいよいよもってエンジン始動が出来なくなったとのこと。
セルモーターは回っています。う~ん なんだろな?
っていうかこの車 デカ!!! ハイエースのスーパーロングワイドよりデカイ 長さ565㎝ 幅204㎝!!
まずはエンジンを始動させないといけないのでそこからの故障診断になります。
エンジン始動に必要な3大要素があるのですが
1 良い圧縮
2 良い火花
3 良い混合気
このどれか一つでも欠けているとエンジンは始動しません
なので一つずつ見ていきますと…燃料はきてました。
圧縮もありました。
火花は…無いし…
と言うことは 火花が飛んでいないので点火しないですね
このサバーバンは フルトランジスタ(イグニッションコイル)なので コイルの不良が考えられますが…
ん~ V8エンジンのサバーバンについているコイルの数が8本なのですが 全部が火花飛んでいませんでした。
この場合8本ともコイルが壊れることは無いのでその本元を調べる必要があります
イグニッションコイル自体にまず電圧がかかっていません ここに電圧がかかれば火花が飛ぶのですが…が…
ん~ これは回路図を見た方が早いですね
コイル上流側の電源の配線がまとまっている所(右上のPWR TRN Relay)までは電圧がかかっていました。
となるとそこからコイルまでの配線が断線しているかアース不良のどちらかになります。
ここで回路図をあらためて確認すると各気筒のコイルのアース部分(Ground)のがS111とS108にまとめて配線されて G102にマイナスで落としているのがわかります
ためしに 1番シリンダアースの(Ground)部分から作成したアース線を割り込ませてボーディアースさせて見たところ… エンジン点火しました
エンジン不始動はアースの接点不良が原因だと言うことですね。
G102のアースポイントはシリンダブロックにありました。
アースをまとめてつないでいるかしめ部分は変色して断線しており電気を流せない状態になっていました。
新しく配線を作り直しました。 これでエンジン不始動の部分はおわりです。
あとは エンジン不調の故障診断もありますが不調の原因はカムシャフトセンサーの不良でした。
カムシャフトセンサーを取り外すにはボルト一つで止まっているのですが今回の場合
中の方でセンサープラスチック部が熱で膨張してしまい抜けてきませんので
整備時間が増えてしまいました。 仕方ないですけどね
まずはクーラントアッパーホースを取り外します。 そしてクランクプーリーを取り外すのですが このプーリー……
SST(特殊工具)が無いと外せん しかもめっちゃカタイ!!!
そりゃそうだよね…締め付けトルクが330Nmだってさ…
大体タイヤナットの締め付けトルクが115Nmなんですが…
その3倍!!近い力で締め付けてるんだもん…
火事場の馬鹿力で何とか取り外すことが出来た プーリー
クランクカバーを取り外すことができました
これでようやくカムシャフトセンサーにアクセスできます
カムシャフトセンサーを見てみると 亀裂があるのがわかります。
カバーのオイルシールも交換しました。
新品のセンサーを取り付けて始動したところエンジン不調も直りました
今回の整備案件はエンジン始動とエンジン不調を切りはなしての作業になりました。
診断機ではアース不良まではフォルトされないのでエンジン始動するまでの作業は昔ながらの整備になりました。
お客さんはコンピューター換えなければだめなのでは?と言っているほど困っていたようです。
アメ車も日本車もドイツ車もエンジン始動の3大要素は(良い 圧縮・火花・混合気)は変わりません。
今回の整備でやはり基本の基は大事だということがあらためてわかりました!
コンピューター交換は最後の最後ですね!