BMW E60 雨漏れトランク開かない!!
2022年5月24日 火曜日
みなさん、こんにちは☺
久々のブログに、なってしまいました💦
この頃忙しくて、ブログを上げる暇がありませんでした😓
お客様にも、「会社どうしたの?」とか「会社辞めたの?」とか…
まあまあ色々なこと言われてしまいました😣💦
すいません💦💦
その逆でして・・・私ここで一人切り盛りしているので、仕事がビッチリでした。
県内至るところから入庫させていただき、ありがたい限りです‼
来客してくださる方々は皆さんのブログをご覧になってきて下さります。
ブログの大切さが身に染みてわかりました!!
すいません💦
また、ブログを再開いたしますので、皆さんぜひご覧ください☺
それでは本題に入ります!!
BMW E60ですが…
雨の降った日に足元がびしょ濡れになるとの事です。
それと、トランクがカギでも開かない、当然スイッチを押しても開かない…
それともう一つリモートキーでドアの開け閉めができない…
ここで一つ重要なのは、この症状がいつどの時に、故障したのか、
一つずつ、名探偵コナンの用に、お客さんに聞き取り調査をしなければ行けません。
リモートキーが送信できない時は、受信側がおかしくて反応しない。
それで、トランクが開かない…とか
雨漏れでどこかしらショートしてこのような症状になったのかなど
色々考えなければならないのです。
その① リモートキーが送信できない理由を聞いてみましたら、なんと洗濯機へ
衣類とお洗濯してしまったみたいです
その② トランクが開かなくなったのは洗濯前から開かなくなった様です。
徐々ではなく、いきなり開かなくなってしまった・・・
その③ 雨漏れはその後だそうです。
ここで一つの仮説がなくなりました。
雨漏れがショートを引き起こし、トランクが開かなくなった言うことは無くなりましたね。
それと、トランクがいきなり開かなくなったと言うことはスイッチの故障もなくなりました。
今回の整備の進め方の段取りが出来上がりました‼
この三つの故障は三つとも単独で発生している可能性があるとの事です。
それでは一つずつ見ていきます。
まずは、トランクを開ける作業から始めます。
お客様が言うには、いきなり開かなくなったとのことです。
なので、ヒューズ切れ又は、配線等の断線が怪しいですね。
もし断線でしたら、車を少し揺らしたら配線が触れる可能性があるので、トランク部分をゆらゆら
させながら、トランクキーを回していると…「ガチャッ!!」
ビンゴだ!!断線確定!!
あとは、トランクを開いて断線箇所を探すだけです。
断線箇所を探すため色々な配線を確認していきます。
ここで発見!!なんと6本の断線がありました💦💦
ちょうどトランクの開け閉めすると配線ねじれる箇所部分なのですが…これ欠陥だよね…
(E60は新車価格600万以上の車なのに…なんだよ⤵これ以上愚痴を言ったら
BMさんに怒られるので💦(心の声))
ねじれる部分の配線を引き伸ばし綺麗に治しました。
次は雨漏れですが、このE60はサンルーフなので多分サンルーフからの雨漏れはではないのかと思い
サンルーフに水をかけると・・・はい足が濡れました💦
この雨漏れもかなりやばいですね。
OBDポートにもろ水が垂れて来ます。この部分まったく防水ではないので、この部分の中に、
水が入り込んだら、自動車ECU確実に壊れてました💦
おっかねーよ!!
ピラーの内張を外して、ルーフ裏を覗いてみると、水滴があります。
ちょっと水抜けのホースのかしめ部分が濡れているかと思っていましたが、
全体的に濡れています。・・・これはサンルーフの中からの水濡れです。
これを治すにはサンルーフの交換となりますが、部品交換となりますと、
莫大な金額がかかってしまいます。
ここは1つ!!
はい!!バスボンドQ!!
1000円位のこのボンドを使い治します。余計な箇所に飛び散らない用にテープを貼ります。
濡れているカ所発見したので、コーキングします。
水濡れが無くなりました。これディーラーさんに行ったらトランク部分も合わせると工賃込みで
30万以上かかります💦
新品部品しか交換しないわけですからね・・・
今回の部品代金2500円!!・・・100分の1です☺
トラブルシューティングの時間は多少かかりましたが、かなり節約になりましたね😆✨
NC11 ティーダ トルコン太郎
2022年1月26日 水曜日
あけあけまして、あけちゃいましておめでとうございます!!(笑)
スタートがだいぶ遅れてしまいましたが、
本年もよろしくお願いします!!
さて今回は、
車検を機にまだまだ乗り続けたいと言う思いから、トルコン太郎の施工のご依頼を頂きました。
キロ数は20万キロ位走行しているのですが、状態はとても良く、大事に乗っているのがすごくわかります😊
ディーラーで整備しているだけあって消耗交換部品はきちんと整備されてあります。
ATオイルだけはディーラーでは中々作業してくれないので、今回綺麗にリフレッシュしていきましょう!!
始めに今の状態と油温時の油量を測定します。
少しだけAT オイルを抜き取り、コンタミチェックにかけていきます。
コンタミチェックの結果はOKでした😊
それではこのまま作業を進めていきます。ATのドレーンボルトを取り外し、オイルを抜き終わったら、
ATオイルパンを取り外します。
ATストレーナーを取り外します。
ATストレーナーの取り付けボルトがこんなに多いのは初めて見ました💦
しかも長さがバラバラ!!
今回の交換部品達です。
ATストレーナーの取り付けボルトがバラバラの長さなので、バルブボディーを洗浄したのち、
すぐさま忘れない内に取り付けます!!
取り外したオイルパンです。
マグネットに付着した鉄粉はやはり多いですね。
今回はマグネットを新品に交換しました。
ATオイルパンガスケットの残り部がオイルパンに付いているので、
綺麗に剥がしていきます。
剥がし終わったら、オイルパンをパーツクリーンで清掃します。
綺麗に清掃し終わったら、ガスケットを取り付けてATオイルパンを
規定トルクで取り付けて行きます。
オイルパン取り付けボルトはねじ止め剤がついていて、再利用不可のため新品を取り付けます。
トルコン太郎をATラインに取り付け圧送を始めます。
今回使用するオイルは低粘度タイプのATミッションオイルでは無いので、日産純正オイルを使用しました。
SOD-1は必然的に注入させてもらっています😊
それでは圧送していきます。真ん中の黒いオイルは始めに抜いたオイルです。
1回目、2回目と圧送していきます。
3回目位で新油と同じ位になったので、ここで圧送は終了です。
交換前のオイルと比べたら、透明度は歴然ですね。
最後に油量のチェックをします。
冷えている時の油量と高温時の油量をレベルゲージ内で確認します。
一度走行してきてリフトUPを行い漏れがないか確認して終了となります。
坂道でもアクセルを踏まなくても、加速するようになり、普段の走行でも、
ゼロ発進でも、スムーズに走るようになりましたとお客様からお喜びの声を頂きました!!
この度はご来店ありがとうございました。
F55 MINIブレーキオイル交換
2021年12月24日 金曜日
弊社のミニ子なのですが、ブレーキパットを交換した事はあるのですが、
そういえばブレーキオイルを交換した事が無かったー!!
と思いスタッドレスタイヤを交換する
ついでに、一緒に交換することにしました。
さてさて、一般的にブレーキオイルを交換する時はブレーキオイルをマスターシリンダーの入口に、
この様に直接ブレーキオイルを注入して、ブレーキペダルを踏み込みするのですが、F系のMINIに至っては、絶対にNGです!!なので、皆さん正しい方法で行いましょう!!
2.0bar位の加圧が必要なのです。R系56まではペダル踏み込みで良かったのですが・・・
これでは、一般の人がエア抜きできないではないですかー!!
(なんでもハイテクにしちゃってー😣💧)
個人的にはR系までのMINIがMINIって感じで好きでした😅
と言うわけで、マスターシリンダーに加圧かけてブリーダーからブレーキ液を抜いていきます。
今回はDSCの特別なトラブルが無かったのでDSCのエア抜きは行いませんでした。
DSC(ダイナミックスタビリティコントロールシステム)
単純に言えば横滑りした時に、上手にコントロールしてくれますよと言う装置ですが、
DSCはABSととても深い関係なので、ABSユニット交換など以外では基本エア抜きはしません。
その時は、診断機でユニット本体のポンプを強制的に動かして行います。
昨今の自動車は診断機等がないと、整備も出来ないので、
困っちゃいますね😅💧
R56 エンジン不調
2021年12月1日 水曜日
R56 MINI エンジン不調との事で、入庫になりました。
チェックランプが点灯し地元の修理工場で見てもらった所、色々な部品を交換させられ総額10万コース
それでも治らないと言われた用です。
偶然仕事帰りにMINIを販売している弊社を見て、修理依頼を受けました。
ブログも拝見して下さり、ここなら修理してもらえる!!と思ったそうです。
…嬉しいですね!!😍❤
そんなお言葉をかけて頂いて動かない整備士はいません!!
なので私….動きます!!
それでは見て行きます
エンジン始動するといきなりアイドリングが不調です。
しかし、チェックランプがつきません。
まあ、そこはさておき目視で見て行く箇所は見ていきましょう。
プラグOK、イグニッションコイルOK、バキュームOK!!吸排気バノスバルブOK、水温センサーOK、
オシロスコープを使い相関コンプレッションで圧縮があるか確認。
異常なし!!
点灯系イグニッションコイルのわずかな電圧の乱れも無いか、確認するも、
4本とも言い波形です!!
では次は、タイミングがずれていないか、確認します。
・・・・ハイOK💧
当然タイミングテンショナーもOK…💧
それでもエンジン不調…
今日見て行く事はここで終わりました。
次の日の朝エンジンかけて見ると・・・
何か調子がいいぞ!!
ん~何で!?と思い試運転30分ほど・・・
それにしても、調子が良い・・・😲
・・・そんな馬鹿な!?
昨日はめちゃ調子が悪かったのにとブツブツ独り言唱えていると「ガフガフガフ」アイドリング中に
エンスト・・・【「ん」やっぱりこうだよな!!】と
・インジェクターを見てもつまりや汚れはなさそうでした。
・困ったなーと言いながら一度リプログラミングをかけて見ることに
無事リプログラミング終了しました。
その結果・・・「ガフガフガフ」と何にも変わらず・・・
ん~診断機を繋いでも故障フォルトは何も引っかからない・・・
こうなってくると、何を見て行けば良いのか、わからなくなってくると言う迷宮に入り込みますので、
こんな時は初心に戻ります!!
まずは、基本中の基本はエンジン不調になる時のCOHC濃度を測定します。
COの濃度が少し高め・・・
吸入空気量がが少ないかISTA を繋いで確認すると、基準値の範囲
ここから診断機とのにらめっこがはじまります。
バルブタイミングがずれていないか…
フューエルの制御は水温がかなり関係してくるので、サーモスタットが開いているのか
電圧チェック。
二つのオシロを使って水温時の電圧とサーモスタットが開く時の電圧を測定した所、
ここも異常無し・・・
エンジン不調になる瞬間の電圧も変わらず…
ん~
ここで頭の中を整理しました。
燃調ががおかしくなって、COが少したかめ…
燃調が濃い…
COが高い時は吸入空気量が多いとECUが判断して燃料を多くしているのですが…R56系MINIの場合バルブトロニックと言う機構で測定しています。エアフロセンサーやバキュームセンサーで測定していません。(バルブトロニックとはスロットルバルブを使わずに空気量をアクセルペダルの踏み込み開度で測定しています。)
ここでおかしな箇所がありました。
アクセルを踏み込んでいないのでバルブトロニックの開度は診断機でみても変わらないのですが、どうして吸入空気量が増えているとECUが判断して燃料を多くしているかです。
O2センサーの数値を見ていると0Vになる(リーン)あたりからエンジン不調になるのがわかりました。そして0.6V(リッチ)よりになると調子が良くなります。
なんだこりゃ………
理論が当てはまらない…….
本体0V付近は燃調が薄いはずなのにCO濃度は明らかに高い!!
0.6V付近は燃調が段々と濃くなっていくにCO濃度は普通……
診断機で見る燃調数値と車の燃調数値がリーンとリッチ(薄いと濃いが)逆になっている!?
O2センサーの故障は必ずと言って良いほどこエンジンチェックランプ点灯や故障コードが診断機にでてくるのですが…..
この電圧のあがり方見たことが無い…
これは…O2センサーの内部故障ではなくO2センサー出力電源がおかしいか
またはECU本体の故障かのどちらかしか考えられない…….
そこで……………
O2センサーを良く見てみると、新品みたい・・・・・・
これ、もしかして、、、と思い、
お客さんに電話で聞いてみた所、
「───さん修理した箇所ってもしかしてO2センサーだったりしますか?」と聞いて見たところ
「はいO2センサーです」と…
「───さんこのO2センサーは純正品の交換ですか?」
と聞くと「はい純正品です」とおしゃっていたので、、、
社外品の場合はよく新品でも壊れてしまいますが、(故障フォルトも残ります)
これは純正品?…
一度O2センサーの波形を確認しようかと、オシロスコープのニップルを刺し込もうとした時・・・
「ん!?」
故障個所わかりました!!!!!
これはO2センサーが前後逆についている!!
R56MINIのO2センサー廻りを複数台をバラしてきたので、わかってしまいました💧
これは明らかに「ヒューマンエラーだ!!」(人間が犯した人工的なミスのことです)
触媒前側O2センサーと触媒後O2センサーを入れ替えした所・・・・・・
アイドリングやエンジン不調が治りました!!
ヒューマンエラーはあり得ない数字が出たり、故障したり・・・
このMINIを修理した工場はとんでもない迷宮に迷い込んだに違いありません!!
多分、訳が分からず、壊れていない部品を交換したりしたのでしょう😅
そうしているうちに、部品代金だけで、~十万円いってしまったのだと思います💧
この部品代金は誰が払うのでしょうかと・・・
当然の用にお客さんが負担ですよね・・・
ヒューマンエラーの故障診断はめちゃ大変です。
でも治って良かった!!お客様のご期待に答える事が出来ました!!
Audi S3 ロイヤルパープルオイル交換
ロイヤルパープルオイルの良さが伝わり、今回で2回目のロイヤルパープルオイル交換です。
エンジンが静かになり、加速も良くなり、燃費も上がったと良いことずくめのお言葉を頂きました!!
いやー嬉しいですね!!
今回はエレメントも交換との事なので、
まずはエンジンカバーを取り外します。
エレメントを取り替えたら、トルクレンチを使い、締め込んで行きます。
車をリフトUPしてドレーンを取り外します。
Oリングがついているので、再使用不可ですので、新品に取り換えます。
オイルの粘土は冬を迎えるので、10W-40から少し柔らかめの5W-30にしました。(油膜は大丈夫です!!)
いつもありがとうございます!!
またのご来店をお待ちしております。