BMW X3 チェックランプ点灯
2022年6月30日 木曜日
エンジンを止めた時に引っかかる様な音がするとのことで、ご来店されました!!
診断機に繋いで見ると、この様なフォルトが入っていたので、4WDアクチューターモーターがトランスファーとかみ合わない歯車かけの症状と断定しました。
手が中々入りずらい場所ですが、パパっと取り外します。
取り外したら、中身の歯車を交換するのですが、中身を分解したら、故障箇所が出てきました💦
この歯車…何とプラスチックなんです!!
しっかりと歯が欠けています💦💦
リペアキットを組みこんで終了になります😆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・と、行きたい所だったのですが…
取り付けをした所、何故かフォルトを拾ってしまいました・・・
しかも・・・
更に、新たなフォルトが…
すごい嫌な予感がします…💦💦
これって、ユニットがおかしいよと言うフォルトの様な気が…
って言うより…おかしいですよね😓
あれ?…私何かやらかした?
もう一度アクチューターを取り外して見てみると…
カプラーにオイルがついている?!
何処からだと思い探すと…
ミッション上のホースからたれているではないですかー‼!
あ───────あ──────あ──────!?
これはオイルがカプラ内に入り込んでサージが起きてECUユニットが壊れたパターンですね…
普通の各センサー類は5Ⅴ位の電圧で作動しているので、サージが起きてもユニットまで壊れる事が
無いのですが、カプラーを見てみると、太い線が二本入っていますね!
回路図を見てみるとECUから12Vの電圧来てるので、この電流が流れてしまって電圧が流れる終点地点
VTG(トランスファーコントロールユニット)が壊れたと考えられます。
・・・・あ~やっちまった…
VTGユニットコントロールの値段は20万とかだし…ECUのユニットも壊れたと思うから・・・・
ガーン・・・・
メーターの中は各ランプが点灯しまくってる・・・
「はぁー・・・とため息つきながら点灯ランプを見ていると・・・ん?
なんでエンジンチェックランプはついていないんだ・・・」
ん?これってメインコントロールユニットは送信しているけど、
DSGのユニットが受信できていないってことでは無いの?
普通メインコントロールユニットがおかしくなると送信もできないはずなのに・・・
メインコントロールユニットが生きていればVTGユニットだけなら何とかなるかもしれないと
勝手に思い、(メインユニットの場合イモビライザー等の関係で車体番号が一致しないと、エンジンがかからない用になっているので、中古のユニットは使えませんが、VTGユニットは四駆の切り替えだけをする
単純なユニットなので、車体番号が入っていないのではと思ったのです)
VTGユニットはシートを取り外した位置にあります。
これ・・・キャブリレーションしたら、中古品でも使えるのでは・・・
中古品を取り寄せました!!
キャブレーションした結果・・・・
無事成功!!
各チェックランプは消え4WDにも切り替わりました!!
あぶねかった~!!
皆さんサージ(過電流)には十分気を付けて下さいね!!
廃車か買取かの崖っぷちまで立たされましたが、何とか落ちずに済みました💦💦
後左ウィンドウが下がらず、上がらずだから見てくれと言われてたので、
中をバラして見てみたら、
中のプラシチックが壊れていたので、治しました!!
修理で治せるのは治しますので、是非お困りの方は一度いらしてください!!
フリード エンジンチェックランプ 点灯
2022年6月7日 火曜日
エンジンが何かおかしいとの事で入庫しました。
エンジンチェックランプが点灯しています。故障診断のため運転してみると、加速が悪い!!
診断機につないで見ると、この様なフォルトが入っていました。
VTECが切り替わらないと言うことですね💦
このVTEC油圧センサーの故障なのか確認します。
壊れやすい部品なのですがウン万円するので、きちんと診断してからの交換になります。
この頃診断機ばかりに頼っている整備士が多いのですが、あくまでも診断機はヒントをくれるだけですので、
すぐに交換してしまったら、ダメです!!
この部品だと思い注文してしまったら、いざ交換したら、治っていない・・・
違う箇所の修理だとなってしまう場合、誰がこの部品代金を支払うのでしょうか?
もちろんお客様になってしまいますよね?
交換しなくてもいいのに、誤って交換した場合何かしらのうまい言い訳で請求してきます。
何も知らないお客様がかわいそうですよ・・・
とならない様に自社ではきちんと診断してから交換となります☺
なぜこの様な事を言ったかと言いますと・・・最後のページに載せてあります💦
まずは、通電チェックをします。きちんと電圧はかかっています。
VTECソレノイドは油圧で作動するので、
オイルプレッシャーは正常なのか確認すると正常でした。
プレッシャースイッチはエンジン ON・OFFでの導通のみで確認します。
電圧もかかっていて、オイルプレッシャーもスイッチも正常と・・・
では最後に診断機を使用して強制的にVTECソレノイドを動かしてみます。
これで、VTECソレノイドが始動しなければここで、故障と断定できて交換になります。
はい…動きませ・・・・・・・ん・・・
あれ?・・・動いてるし⁈
もう一度やってみると・・・ん?普通に動いているぞ・・・
ここで一休(いっきゅう)さんになります・・・・・・・ポン・ポン・ポン・ポン(一休さんが考えている時の音)
んーVTECソレノイドが診断機では動かせる・・・
電気信号はOK!!・・・オイルプッシャースイッチも壊れていない・・・
でも自分ではVTECソレノイドは動いていない・・・
VTECソレノイドは油圧でON・OFFをするので、オイルの油圧がない・・・のか?
あ⁉オイル⁉
オイルレベルゲージを見てみると、オイルがゲージ棒に全くつかない・・・
故障原因これじゃんか💦
オイルを抜いて見たら・・・これ・・・200㎖入ってないんじゃないのかな・・・
エレメント、オイルを交換してVTECチェック
当たり前ですけど、普通に始動しています。
当然全てOKの表示・・・・
フリードさん・・・オイルの量が少なくなったら、オイルランプ点灯してくれよ~!!
エンジンチェックランプ点灯はその後にして下さい💦
あ~あ最初にオイル量を見ておけば良かった💦
でも故障診断したおかげで、部品注文しないで済みました。
BMW E60 雨漏れトランク開かない!!
2022年5月24日 火曜日
みなさん、こんにちは☺
久々のブログに、なってしまいました💦
この頃忙しくて、ブログを上げる暇がありませんでした😓
お客様にも、「会社どうしたの?」とか「会社辞めたの?」とか…
まあまあ色々なこと言われてしまいました😣💦
すいません💦💦
その逆でして・・・私ここで一人切り盛りしているので、仕事がビッチリでした。
県内至るところから入庫させていただき、ありがたい限りです‼
来客してくださる方々は皆さんのブログをご覧になってきて下さります。
ブログの大切さが身に染みてわかりました!!
すいません💦
また、ブログを再開いたしますので、皆さんぜひご覧ください☺
それでは本題に入ります!!
BMW E60ですが…
雨の降った日に足元がびしょ濡れになるとの事です。
それと、トランクがカギでも開かない、当然スイッチを押しても開かない…
それともう一つリモートキーでドアの開け閉めができない…
ここで一つ重要なのは、この症状がいつどの時に、故障したのか、
一つずつ、名探偵コナンの用に、お客さんに聞き取り調査をしなければ行けません。
リモートキーが送信できない時は、受信側がおかしくて反応しない。
それで、トランクが開かない…とか
雨漏れでどこかしらショートしてこのような症状になったのかなど
色々考えなければならないのです。
その① リモートキーが送信できない理由を聞いてみましたら、なんと洗濯機へ
衣類とお洗濯してしまったみたいです
その② トランクが開かなくなったのは洗濯前から開かなくなった様です。
徐々ではなく、いきなり開かなくなってしまった・・・
その③ 雨漏れはその後だそうです。
ここで一つの仮説がなくなりました。
雨漏れがショートを引き起こし、トランクが開かなくなった言うことは無くなりましたね。
それと、トランクがいきなり開かなくなったと言うことはスイッチの故障もなくなりました。
今回の整備の進め方の段取りが出来上がりました‼
この三つの故障は三つとも単独で発生している可能性があるとの事です。
それでは一つずつ見ていきます。
まずは、トランクを開ける作業から始めます。
お客様が言うには、いきなり開かなくなったとのことです。
なので、ヒューズ切れ又は、配線等の断線が怪しいですね。
もし断線でしたら、車を少し揺らしたら配線が触れる可能性があるので、トランク部分をゆらゆら
させながら、トランクキーを回していると…「ガチャッ!!」
ビンゴだ!!断線確定!!
あとは、トランクを開いて断線箇所を探すだけです。
断線箇所を探すため色々な配線を確認していきます。
ここで発見!!なんと6本の断線がありました💦💦
ちょうどトランクの開け閉めすると配線ねじれる箇所部分なのですが…これ欠陥だよね…
(E60は新車価格600万以上の車なのに…なんだよ⤵これ以上愚痴を言ったら
BMさんに怒られるので💦(心の声))
ねじれる部分の配線を引き伸ばし綺麗に治しました。
次は雨漏れですが、このE60はサンルーフなので多分サンルーフからの雨漏れはではないのかと思い
サンルーフに水をかけると・・・はい足が濡れました💦
この雨漏れもかなりやばいですね。
OBDポートにもろ水が垂れて来ます。この部分まったく防水ではないので、この部分の中に、
水が入り込んだら、自動車ECU確実に壊れてました💦
おっかねーよ!!
ピラーの内張を外して、ルーフ裏を覗いてみると、水滴があります。
ちょっと水抜けのホースのかしめ部分が濡れているかと思っていましたが、
全体的に濡れています。・・・これはサンルーフの中からの水濡れです。
これを治すにはサンルーフの交換となりますが、部品交換となりますと、
莫大な金額がかかってしまいます。
ここは1つ!!
はい!!バスボンドQ!!
1000円位のこのボンドを使い治します。余計な箇所に飛び散らない用にテープを貼ります。
濡れているカ所発見したので、コーキングします。
水濡れが無くなりました。これディーラーさんに行ったらトランク部分も合わせると工賃込みで
30万以上かかります💦
新品部品しか交換しないわけですからね・・・
今回の部品代金2500円!!・・・100分の1です☺
トラブルシューティングの時間は多少かかりましたが、かなり節約になりましたね😆✨
NC11 ティーダ トルコン太郎
2022年1月26日 水曜日
あけあけまして、あけちゃいましておめでとうございます!!(笑)
スタートがだいぶ遅れてしまいましたが、
本年もよろしくお願いします!!
さて今回は、
車検を機にまだまだ乗り続けたいと言う思いから、トルコン太郎の施工のご依頼を頂きました。
キロ数は20万キロ位走行しているのですが、状態はとても良く、大事に乗っているのがすごくわかります😊
ディーラーで整備しているだけあって消耗交換部品はきちんと整備されてあります。
ATオイルだけはディーラーでは中々作業してくれないので、今回綺麗にリフレッシュしていきましょう!!
始めに今の状態と油温時の油量を測定します。
少しだけAT オイルを抜き取り、コンタミチェックにかけていきます。
コンタミチェックの結果はOKでした😊
それではこのまま作業を進めていきます。ATのドレーンボルトを取り外し、オイルを抜き終わったら、
ATオイルパンを取り外します。
ATストレーナーを取り外します。
ATストレーナーの取り付けボルトがこんなに多いのは初めて見ました💦
しかも長さがバラバラ!!
今回の交換部品達です。
ATストレーナーの取り付けボルトがバラバラの長さなので、バルブボディーを洗浄したのち、
すぐさま忘れない内に取り付けます!!
取り外したオイルパンです。
マグネットに付着した鉄粉はやはり多いですね。
今回はマグネットを新品に交換しました。
ATオイルパンガスケットの残り部がオイルパンに付いているので、
綺麗に剥がしていきます。
剥がし終わったら、オイルパンをパーツクリーンで清掃します。
綺麗に清掃し終わったら、ガスケットを取り付けてATオイルパンを
規定トルクで取り付けて行きます。
オイルパン取り付けボルトはねじ止め剤がついていて、再利用不可のため新品を取り付けます。
トルコン太郎をATラインに取り付け圧送を始めます。
今回使用するオイルは低粘度タイプのATミッションオイルでは無いので、日産純正オイルを使用しました。
SOD-1は必然的に注入させてもらっています😊
それでは圧送していきます。真ん中の黒いオイルは始めに抜いたオイルです。
1回目、2回目と圧送していきます。
3回目位で新油と同じ位になったので、ここで圧送は終了です。
交換前のオイルと比べたら、透明度は歴然ですね。
最後に油量のチェックをします。
冷えている時の油量と高温時の油量をレベルゲージ内で確認します。
一度走行してきてリフトUPを行い漏れがないか確認して終了となります。
坂道でもアクセルを踏まなくても、加速するようになり、普段の走行でも、
ゼロ発進でも、スムーズに走るようになりましたとお客様からお喜びの声を頂きました!!
この度はご来店ありがとうございました。
F55 MINIブレーキオイル交換
2021年12月24日 金曜日
弊社のミニ子なのですが、ブレーキパットを交換した事はあるのですが、
そういえばブレーキオイルを交換した事が無かったー!!
と思いスタッドレスタイヤを交換する
ついでに、一緒に交換することにしました。
さてさて、一般的にブレーキオイルを交換する時はブレーキオイルをマスターシリンダーの入口に、
この様に直接ブレーキオイルを注入して、ブレーキペダルを踏み込みするのですが、F系のMINIに至っては、絶対にNGです!!なので、皆さん正しい方法で行いましょう!!
2.0bar位の加圧が必要なのです。R系56まではペダル踏み込みで良かったのですが・・・
これでは、一般の人がエア抜きできないではないですかー!!
(なんでもハイテクにしちゃってー😣💧)
個人的にはR系までのMINIがMINIって感じで好きでした😅
と言うわけで、マスターシリンダーに加圧かけてブリーダーからブレーキ液を抜いていきます。
今回はDSCの特別なトラブルが無かったのでDSCのエア抜きは行いませんでした。
DSC(ダイナミックスタビリティコントロールシステム)
単純に言えば横滑りした時に、上手にコントロールしてくれますよと言う装置ですが、
DSCはABSととても深い関係なので、ABSユニット交換など以外では基本エア抜きはしません。
その時は、診断機でユニット本体のポンプを強制的に動かして行います。
昨今の自動車は診断機等がないと、整備も出来ないので、
困っちゃいますね😅💧