R55 Miniクラブマンエンジンチェックランプ点灯
走行に全く吹き上がらなくなり、エンジンチェックランプ点灯との事。
レッカー車で運ばれてきました!
診断機を繋いでチェックしてみると、バルブトロニックの調整領域のエラーのフォルトがあります!
バルブトロニックとは、BMW社の可変バルブ機構の事です!
バルブトロニックの調整で治る事がありますので、純正診断機で調整してみます!
ストップ位置を学習します!
無事ストップ位置の調整も終わり、テスト走行してみると、エンジンチェックランプ再度点灯!?
なーぜ?
バルブトロニックの調整に何か不備があったのかな?
と思い、再度診断機で見て見ると、
バルブトロニック調整不可の新たな故障コードが・・・
バルブトロニックモーターはエキセントリックシャフトセンサーからの
信号などを介して調整されるのですが・・・
タペットカバーを取り外し、バルブトロニックモーターが動いているかを確認してみると、
きちんと歯車を介してカムシャフトが回っています!
ここで、回路図を取り出して見て見ます!
バルブトロニックモーターからECUには10線信号取っています!
モーター線からアース、各センサー等を調べていまきます!
バルブトロニックモーター部にオシロスコープを割り込ませて波形を見て行きます!
ニップルを差し込み数が多いので、番号を付けて見やすくしないといけません!
10カ所も差し込みしますので大変です💦💦
波形を見て行くと・・・モーター波形、ON・OFFの切り替えはOKですが・・・
一カ所ずつ見て行くと何やら、変な波形があります!
変な位置でON・OFFの繰り返しをしているので、正常なストップ位置が検出されないのだと思われます!
カム、クランクセンサーの波形は正常だったので、
エキセントリックシャフトセンサー内臓式の、バルブトロニックモーターの故障です!
取り外したバルブトロニックモーターですが、11極端子になっています!
エキセントリックシャフトセンサーとモーターは別々にした方が、
ユーザーにとっては安上がりですけどね💦
新品のバルブトロニックモーターを取り付けて、ストップ位置調整も無事に終わり、
終了です!!