ランボルギーニ オイル漏れ・修理・オイル・エレメント交換
ランボルギーニのオイル交換の作業依頼を頂きました!!
ランボルギーニ・・・スーパーカーじゃん!!
自分の工場にランボさんが入庫してくれる様になって嬉しいですね!!
さっそく作業していきます!
車両をリフトUPしていくのですが、リフトの足をかける箇所もきちんと確認です💦
ランボルギーニには、オイルパンがありません。
ドライサンプ方式と言って、レースカーに良く使われています。
オイルポンプとオイルを回して、リザーバータンクに回して、
そこからエンジンに送り込みます。
コーナなどの重力かたよりのため、オイルがエアー吸い込みの影響を受けないためです。
ドレーンカ所が2個ありますので、抜いて行きます!!
エレメントも交換なので、エンジンカバーで囲われている部分を取り外していきます!!
V10エンジンデカいです!!
バキュームホースなど取り外しエレメントを外していきます!!
オイルエレメントの工具は特殊な8角形レンチです。
このレンチがないと、エレメントの蓋が壊れるので、必ずこのタイプのレンチが必要になります!!
エレメントを入れ替えして終了になりますが、
ドライサンプ式のオイル交換は油温を規定値温度まで上げてからレベルゲージでの確認になります。
油温70℃~90℃に合わせ1900rpm~2300rpmで1分待ちます。
そのあと、アイドル回転数で3~5秒間たってからエンジンを止めます。
ここでやっとレベルゲージでのオイル量の確認になります!!
そして・・・下回りを見てみると、何やらメッシュホースの所に赤いオイルが溜まっているのを発見・・・
このホースを辿って行くと、クラッチコネクター部から漏れています。
黒の筒状の部分に亀裂が見られます。
この部分から油圧がかかると、オイルが吹いているのですね💦💦
原因が分かったので、取り出して部品を注文・・・
部品の見積もりを見てみると・・・
44万⁉・・・・あれ?間違ったかなと?と思い、再度確認するも・・・
やはり44万!!・・・
単なる筒だよ?・・・
これ国産だったら3千円位の部品だよ⁈
ありえなーい!!
こんな部品に44万もかけるなんて・・・
無いよね(;^ω^)
何とかなんらないかなー・・・
と考えた結果・・・
亀裂が入っている部分が5㎜位ボルトを締めて、プラグをはめ込んでも、
あと10㎜位の余裕がある・・・
これは5㎜の亀裂が入っている部分を切り落としても問題がないと判断して、切断しました😁
銅ワッシャーをはめ込んで、既定トルクを締め付けをします。
油圧がかかっても、漏れや噴き上げは無くなりました!!
Eギアサーキットフールドの調整を行い無事オイル漏れが治りました。
お客様にとても喜んで頂きました😆
今回ランボルギーニの整備に関してですが、メーカーがここまでボッタくる⁉って
心底思いました。今回自分がたまたま整備したので、この様な処置を施しましたが、メーカーだったら、
交換ですよね・・・
しかも周りのホースも交換しなければならないと言われそれも5本位のホースがついていました!!
単なる油圧ホースがですがこの部品も1本が18万?!
5本交換して、クラッチクイックコネクターも交換になったら、150万Over!!
スーパーカー恐るべし!!
それと、クラッチコネクターの亀裂は多分ですけど、前の整備した人の締め付けが強すぎて、
亀裂が入った感がありました。(多分ですけど・・・😂💦←自分が思っただけですので💦💦)
スーパーカーは色々な意味で恐るべし!!